それは、患者さんの姿勢や左右の足の長さの差、
骨盤や背骨などの各関節の可動性や反射点を
手で確認することです。
その結果から痛む問題の原因を絞り込み、
それぞれに合わせた施術を行います。
施術には、手を使うことはもちろん、
可動性のあるベッドを使ったり、
ブロックと呼ばれる三角形のクッションを使います。
この三種類の施術内容を
それぞれ簡単に説明したいと思います。
肩関節や股関節の可動性の回復の場合、
硬くなって緊張した筋肉を柔らかくほぐしたり、
ストレッチを行うことで関節の固着や
コリを解消します。
また、背骨や骨盤の可動性の回復の場合、
反射点や可動域の結果に応じて
的確な方向へ矯正を施します。
このテクニックは、
関節の可動域を広げるための施術法なので
ほとんど痛みは無く、
むしろスッキリと楽になります。
けれどもこの方法が向かない方や
緊張して力が抜けない方もいらっしゃいます。
そのような時は無理せず
別のやり方で行ないますので
どうぞご安心下さい。
トムソンベッドという名前の
可動性のあるベッドを使った施術です。
身体の痛むとき、
ベッドに横になるのはなかなかつらいものです。
このベッドの良い点は
立った状態からうつ伏せや仰向けに、
うつ伏せや仰向けの状態から立つことが
楽に行えることです。
特徴はベッドの各部分が
それぞれ独立して上下するドロップ機能により、
関節を振動させ調整が出来ることです。
痛む身体をねじったり曲げたりしない施術を
行えるところが施術者として魅力を感じます。
仙骨後頭骨テクニックといって、
ブロックと呼ばれる三角形のクッションを使用する
施術法です。
頭蓋と骨盤の関係から生じる歪みを
3つのパターン(カテゴリー)に分けて、
この三角形のブロックを
骨盤とベッドの間に差し入れ、
骨盤の歪みやねじれをソフトに矯正します。
私がとくに重点をおいている大切な施術です。