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肩関節は上腕骨、肩甲骨、鎖骨の三つの骨から構成され、
骨によって連結される肩甲上腕関節、肩鎖関節、胸鎖関節と、
軟組織によって連結されている肩甲胸郭関節などから成り立っています。
この中でも肩甲上腕関節は他の関節に比べ複雑な動きをする球状関節で、
可動域が広いのが特徴ですが安定性が悪いというデメリットも抱えています。
この不安定な状態を補うために多くの靭帯や筋肉が複雑に入り組んで
肩甲上腕関節を支えているので、筋肉の緊張や身体の歪みの影響を受けやすく、
障害をおこしやすい関節です。
特に重要なのは、棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋からなる
腱板と呼ばれる回旋筋群で上腕骨頭を取り巻くようにして
肩関節を守っています。
例えば、運動不足や加齢等により、
この腱板が弱くなったり柔軟性が低下したりすると、
上腕骨を関節の中心に固定することが出来なくなり、
肩の動きが狭い範囲に制限されてしまいますし、
腱板の柔軟性が低下した状態で急に肩を大きく動かしたり,
運動や仕事などで酷使したりすることを繰り返すことでも、
腱板の炎症や、損傷、挟み込みなどを起こし、痛みが発生します。
この段階では動きによって肩に激痛が発生しますが、
アイシングや固定などの適切な処置を早期におこなえば、
肩関節の可動性は取り戻すことが出来ます。
しかし、適切な処置をしないまま酷使を続け、
症状が悪化すると腱板が萎縮したり拘縮(硬化)してしまい、
その結果、肩関節の可動性が狭く制限され腕を挙げようとすると、
強い痛みが発生するようになってしまいます。
この状態が五十肩といわれるものです。
肩関節は肩甲上腕関節だけでなく、肩鎖関節、胸鎖関節
それから肩甲胸郭関節が動員されて動いていますが、
自然な肩の動きというのは肩だけでなく、背骨や肋骨、骨盤と
その周りの筋肉や腱を含めた体幹全体の柔軟性が必須です。
ですから当院の整体施術では五十肩に対しては、
腱板の柔軟性と肩関節の可動性を取り戻すことはもちろん、
体幹全体の柔軟性を取り戻し、症状を改善することを重要視しています。
「肩こり」は、日本人にとても多く、
肩こりになる理由としてあげられるのは
●不良姿勢
筋肉が、同じ姿勢を維持することにより疲労し、
緊張して硬くなるため、筋肉中の血流も悪くなり、さらに疲労⇒肩こり
●ストレス
精神的なストレスや不安により、首や肩周辺の筋肉の緊張や
血行不良を起こすため⇒肩こり
●眼精疲労
長時間のデスクワークなどで、ピントや視力の調節により、
首や肩周辺の筋肉が緊張し、筋肉中の血流も悪くなり⇒肩こり
などが多いです。
肩こりは、僧帽筋を中心とした首や肩の周辺の筋肉が
長時間の緊張により疲労して血液循環が悪くなることにより、
疲労物質が筋肉内に蓄積する事でおこります。
例えば長時間のデスクワークやスマホなどは、
重い頭を支えるために肩こりの原因になります。
デスクワークやスマホなどで下を向き続けたり、
背中を丸めて頭部が前側に出ているような姿勢では、
首や肩周辺の筋肉は硬く突っ張った状態になりますが、
短時間であれば、首を伸ばし前を向く状態に戻るので、
筋肉は再びリラックスすることが出来ます。
しかしこのような状態が連日または長時間続くと、
緊張したままリラックスする事が出来なくなり、
首こりや肩こりの状態になります。
それでも関節に柔軟性があり、身体のバランスが取れている方なら
マッサージや指圧をすることで血流が改善し肩こりは解消しますが、
身体が歪んでいたり、首や肩の関節の柔軟性が失われている場合、
マッサージや指圧をしても、ひどい肩こりの症状は改善しません。
硬くなった筋肉の凝りを揉みほぐすだけでは、
首や肩周辺の関節の柔軟性や身体の歪みは回復しない為、
効果は一時的で、またすぐに肩が凝り始めてしまいます。
何故かというと、長時間スマホやデスクワークなどで、
顔を前に突き出した状態で背中を丸めたままだったり、
下を向いてジッとしたまま画面を凝視したりすると
当然、頭の重さを支える為に筋肉や関節に負担が掛かるのですが、
そこに身体の歪みが加わると筋肉は歪みを正そうとして、
ただでさえ画面を凝視して負担が掛かっている筋肉や関節に
さらにアンバランスな緊張が加わり負担が増してしまいます。
骨盤が歪み、腰に傾きや捻じれが生じ、肩の高さが違ってきたりすると
当然、背骨も前後左右の傾きや捻じれなどの複雑な歪みが生じます。
支柱である背骨が歪んだままなので、体幹を支える筋肉は
歪みを修正する為に、歪みに反発するように緊張するので、
部分的に硬く突っ張ったままになり緩めるわけにはいかないのです。
このような場合、傾きを補正する為に緊張している部分をほぐしても
すぐに元の緊張状態に戻るので首や肩を支える背骨や骨盤の歪みや
柔軟性を改善してバランスを取る必要があります。
ほぐしてもすぐに筋肉の凝りが戻ってしまうというのは、
ここに原因があるわけです。
首がいつも傾いていたり、両肩の高さが違ったり、
両脚の長さが違い左右でズボンの長さが違ったりするのは、
背骨や骨盤を中心とした体幹部が歪んでいるのが原因
仕事や運動、日常の癖などで身体の一部分ばかりを
酷使したりすることが原因の場合もあるし、
猫背や座った時の姿勢の悪さ、頬杖をついたりなどの
生活習慣の悪さが原因の場合もあります。
身体の歪みが関わっている肩こりの場合、
肩の凝りの度合いがひどく、マッサージなどで改善しないため
整体やカイロプラクティックなどによる施術で
背骨や骨盤の矯正が必要な場合が非常に多いです。
秦野カイロ治療院の整体施術では、肩こりの治療はもちろん、
どのような治療の時でも必ず全身の歪みをチェックし、
硬くなった筋肉や関節を緩めて骨盤と背骨の歪みを改善する
”2段階の整体施術”を行っています。
一度、ご自分の身体をチェックしてみることは、肩こりだけでなく
首や肩のひどい痛みを未然に防ぐためにも大事なことです。
頑固な肩こりや首の凝りでお悩みの方は、
お早めにご相談下さい。